学生の指導で正しい歯磨きの方法を学ぶ生徒ら＝１８日、大垣市赤坂中で

　大垣市内の小学生らを対象に、歯の健康の指導実習に取り組む大垣女子短大の学生が、赤坂中学校で生徒に正しい歯磨きや歯の大切さを教えた。

　赤坂中は県学校歯科保健推進校に指定されている。今年１１月に県歯科医師会が開く「県学校歯科保健研究大会」の発表校に選ばれていることから、初めて学生たちが指導実習した。

　歯科衛生学科の２年生５６人が訪問し、中学１、２年生２７８人に正しい歯の磨き方や食生活を指導した。着色する薬剤で普段の歯磨きの磨き残しを確認した生徒に、学生はあご模型を使って具体的な磨き方を教えた。

　中学１年の男子生徒（１３）は「正しい歯ブラシの持ち方や磨き方を初めて知った。これからは鏡を見てしっかり磨きたい」と話した。短大２年の南川あみさんは「歯に興味のある子もいればない子もいて、学んできたことをきちんと伝えるのが難しかった」と感想を述べた。（吉本章紀）

（2018年1月23日　中日新聞朝刊西濃版より）