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2017.12.21

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アイデア斬新 アイスを提案 津西高生が「井村屋」新商品開発へ一役

 津西高校(津市河辺町)の生徒が「あずきバー」などのヒット商品で知られる食品メーカー「井村屋」の新商品開発に協力している。同社の中道裕久商品営業企画部長に新商品を提案する中間発表会が20日、同校であり、生徒たちは緊張の面持ちでアイデアを披露した。(渡辺雄紀)

■同社部長が助言

 中京大の坂田隆文教授(マーケティング論)が主催する商品開発プログラムの一環。教授は、生徒や学生に課題を解決する力を身に付けてもらおうと、さまざまな企業や高校に呼び掛けて同様の企画を実施してきた。津西高の参加は初めて。

■各チーム資料作り中間発表

 津西高は1年生6人、2年生8人が参加し、混成4チームを編成。坂田ゼミの学生をリーダーとして、アイスクリームの新製品を考えている。生徒は過去2回の講義で、坂田教授からターゲットを絞ることやコンセプトの重要さを学んできた。

 各チームは資料を作り発表した。あるチームは3つの異なる味の小さな最中(もなか)アイスを串に刺した「最中バー」を思い付いた。中道さんはアイデアは斬新としながら「実現はむずかしいから、別の物が良いのでは」と厳しく助言していた。

 甘酒とバナナのアイスを提案した2年生の及川知怜(ちさと)さん(17)は「問題はアイデアだけでなく、人を説得するための数字や事実の不足だと実感した。次の発表に向けて改善したい」と話していた。

 2月には中京大で四日市南高と合同コンペが予定されており、生徒の企画が認められれば商品化される可能性がある。

(2017年12月21日 中日新聞朝刊中勢版より)

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