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中日新聞掲載の大学記事

2017.12.13

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新作業服 デザイン披露 愛知学泉短大生 運送会社依頼で4点

 運送業界のイメージアップにつながるような作業服を−。愛知学泉短大(岡崎市)でファッションデザインを学ぶ学生たちが、地元の運送会社からの依頼で、新しい作業服を作っている。岡崎市民会館で9日、最終候補の4点をファッションショー形式で披露し、社員約100人が投票した。(細谷真里)

 大洋荷役が創立30周年に合わせて作業服の新調を決め、「若者らしいセンスで斬新なデザインを」と岡崎商工会議所を通じて短大へ打診。生活デザイン総合学科の山本豊教授が「実践的な学習に役立つ」と応じ、指導する学生7人が8月から準備を進めてきた。

 7人は19点を提案し、大洋荷役の担当者らが事前に選考。紅白のしま模様が胸にあしらわれた黒地の上着と明るい緑のズボンの組み合わせなど、絞り込んだ4点がショーでお披露目された。

 会場では社員約100人が見守る中、候補の作業服を着たモデル役の男性社員が笑顔で登場。手を振ったり上着を脱いでみせたりとアピールすると、歓声が上がった。

 進行に合わせ、デザインした学生が「見ていて楽しく、わくわくするようなデザインにしました」「会社のロゴマークにある三角と丸をあしらいました」とデザインの意図や思いを語った。

 石川遥香さん(19)は、「デザインする過程から完成し、披露するまで、とても楽しくて良い経験ができた」と笑顔を見せた。

 来年2月に結果発表があり、最多得票の1点が秋から採用される。

(2017年12月13日 中日新聞朝刊西三河総合版より)

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