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2017.04.19
朝明渓谷ブナの森を案内 山開き祭で看板除幕
菰野町を流れる朝明川の源流周辺に広がるブナ原生林を紹介するパネルが、千草の朝明渓谷駐車場近くに設置された。除幕式が17日、渓谷の山開き祭に併せて開かれた。
ブナは38ヘクタールに約3300本が自生する。御在所岳や釈迦ケ岳、雨乞岳に囲まれ、標高は900メートル以上。鈴鹿山系では最大規模となる。地元財産区が管理する。
パネルは縦1.5メートル、横3メートルのアルミ製。ブナの分布状況や林の役割のほか、発芽、開花、結実、落葉という1年の流れを説明する。
制作したのは、研究者でつくる四日市大自然環境教育研究会。2011年から3年間、学生や自然愛好家の協力を受け、林を調査。魅力を紹介しようと財産区に提案した。保黒時男会長(72)は「研究成果を将来に残すとともに、菰野の自然をアピールできれば」と期待する。
山開き祭は朝明観光協会が主催し、町職員や協会員ら50人が出席。シーズン中の安全を祈願し、朝明川にアマゴの稚魚3000匹を放流した。渓谷周辺には7つのキャンプ場があり、うち3施設は通年営業している。(問)観光協会=059(393)1786
(芝野享平)
(2017年4月19日 中日新聞朝刊北勢版より)
ブナは38ヘクタールに約3300本が自生する。御在所岳や釈迦ケ岳、雨乞岳に囲まれ、標高は900メートル以上。鈴鹿山系では最大規模となる。地元財産区が管理する。
パネルは縦1.5メートル、横3メートルのアルミ製。ブナの分布状況や林の役割のほか、発芽、開花、結実、落葉という1年の流れを説明する。
制作したのは、研究者でつくる四日市大自然環境教育研究会。2011年から3年間、学生や自然愛好家の協力を受け、林を調査。魅力を紹介しようと財産区に提案した。保黒時男会長(72)は「研究成果を将来に残すとともに、菰野の自然をアピールできれば」と期待する。
山開き祭は朝明観光協会が主催し、町職員や協会員ら50人が出席。シーズン中の安全を祈願し、朝明川にアマゴの稚魚3000匹を放流した。渓谷周辺には7つのキャンプ場があり、うち3施設は通年営業している。(問)観光協会=059(393)1786
(芝野享平)
(2017年4月19日 中日新聞朝刊北勢版より)