中部学院大と短期大学部の「学生による地域貢献事業」の成果発表会が１日、関市桐ケ丘の同大であった。８団体約３０人が、それぞれ設定したテーマで教育や介護などの現場に赴き、課題解決に取り組んだ成果を披露した。

　短期大学部幼児教育学科２年の安藤優茉さんは、長良川鉄道の列車内に親子が遊ぶ場所をつくる取り組みを発表した。参加する親子はリピーターが多いとし、「満足度を高く維持するには、新たな遊びを工夫して提供し、期待を上回る必要がある」と話した。

　課題を明確にし、地域に貢献したとして「白川茶の普及に関する研究調査活動」「要介護高齢者の尊厳を考えるサポートグッズの製作・普及活動」を発表した２団体に学長賞が贈られた。（本間貴子）

（2017年3月4日　中日新聞朝刊中濃総合版より）