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中日新聞掲載の大学記事

2016.12.18

ホッケー 全日本女子選手権・準決勝 東海学院大 負けて悔いなし 3位

■ホッケー界の「レアル」ソニーに善戦

 ホッケーの第77回全日本女子選手権大会の準決勝が17日、岐阜県各務原市の川崎重工ホッケースタジアムであった。地元の東海学院大(学生3位)は4連覇を狙うソニー(社会人3位、愛知)に0−3で敗れたが、2012年以来の3位と健闘した。勝ったソニーは18日に同所で行われる決勝で南都銀行(社会人1位)と対戦する。

■井戸田が好守連発

 敗れはしたが、悔いはなかった。4連覇を狙うソニー相手に地元の大学生が善戦した。学生で唯一、準決勝に残った東海学院大はGK井戸田が好守を連発。3失点に抑えた。「ソニーはレアル(サッカーのスター軍団、レアル・マドリード)のようなチーム。きょうのウチは悪くなかった。良かったと思います」。小林和典監督(50)は満足げにうなずいた。

 今季の日本リーグで対戦した際は0−8で大敗。大会前になると毎週のように行う練習試合でも、毎回大差をつけられた。「大量失点しないように、いかに抑えるか」。小林監督は徹底したマークを選手に指示。終始前に出る守備を実践し、格上の社会人選手の自由を許さなかった。

■前へ攻める姿勢で

 攻撃面でも最終の第4クオーター終盤はペナルティーコーナーなどで相手ゴールを脅かした。来春からソニー入りする八木は「いつも名前負けしていたけど、きょうは前に行く姿勢があった。(ソニーと)何度も試合した中で一番いい出来だった」。敗戦にも下を向く選手はいなかった。

 全日本学生選手権で3位に終わり、地元開催の今大会に懸けていた。過去3年は社会人が4強を占めていただけに、小林監督は「評価できると思う」と胸を張った。1年生も多く出場し、来年につながる一戦、大会になった。 (麻生和男)

(2016年12月18日 中日スポーツ9面より)
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