愛知大学野球リーグ１部の中部大が４日、名古屋市内のホテルで創部５０周年記念祝賀会を開き、大学関係者、ＯＢ、現役部員ら約２５０人が歴史の重みをかみしめた。

　今年はプロで２人のＯＢが大活躍。中継ぎ、抑えで日本一に貢献した日本ハムの谷元投手はサイン、記念撮影の求めに気軽に応じた。「合宿で早朝にたたき起こされたこともある。いきなり練習した経験が現在のブルペン待機に役立っているのかもしれない」と学生時代を振り返った。この日は参加できなかった最優秀防御率のタイトルに輝いたロッテの石川投手とともに、出席者に所属チームのグッズを提供した。１９８１年から３２年間、監督を務め、チームの礎を築いた善久総監督は「皆さんの支えがあったおかげ」と声を詰まらせた。２０１４年秋の優勝以降は４、３、３、３位。堀田監督は「次は優勝祝賀会を開いていただけるように頑張りたい」と決意を新たにしていた。

（2016年12月5日　中日新聞朝刊24面より）