１部の第４週第１日は２７日、愛知県豊田市の豊田球場で１回戦２試合を行い、愛大が愛院大に７−１で、日福大が中京大に２−１で先勝した。

　愛大は１回２死満塁から、大山（２年、三重・海星）が走者一掃の左中間二塁打で３得点。５回までに小刻みに加点して突き放した。先発西川（２年、愛知・大府）が４安打１失点で完投した。

　日福大は２回に足を絡めた攻撃で無死一、三塁とすると中馬（２年、鹿児島・明桜館）の犠打失策で１点を先制。さらに１点を加えた。西川（３年、愛知・大成）−阿部（３年、静岡・磐田東）のリレーで逃げ切った。

■エース完投連敗脱出

　エース西川が今季初の完投勝利で愛大は連敗を４で止めた。２カード連続で勝ち点を落とし、「自分が変わらないと上位にはいけない」という気持ちを込めた。

　序盤は切れのある直球で内外角を厳しく攻め、後半はカットボールやスライダーを交ぜて的を絞らせなかった。それまでは打たれ始めると流れを止められず途中降板したが、この日は先頭打者を出した５回を１失点に抑え、成長を見せた。「最後まで全力で投げきれた」と胸を張った。

▽豊田（愛大１勝）
愛大　３１１０２００００―７
愛院大　００００１００００―１

▽同（日福大１勝）
中京大　０００００００１０―１
日福大　０２００００００ｘ―２

（2014年9月28日　中日新聞朝刊29面より）