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2014.09.15
特殊塗料で「消臭タマゴ」 科学館で講座親子ら挑戦
中京大人工知能高等研究所と市科学館(中区栄2)の連携講座「においを消す不思議なタマゴを作ろう!」が13日、市科学館であり、市内の親子連れ32人が参加した。
子どもたちは陶製の白い「タマゴ」に、アニメのキャラクターや星空など思い思いの模様を絵付け。同大の野浪亨教授(工学)が開発した特殊な塗料を表面に塗って完成させた。
野浪教授によると、塗料は病院など清潔さが必要とされる施設の壁に塗られることが多い「アパタイト被覆二酸化チタン」。太陽光など紫外線を浴びると、空気中に浮遊している臭いや汚れの原因物質を吸着、分解する。「タマゴ」を冷蔵庫やたんすに入れ、時々取り出して日光に当てれば、半永久的に臭い消しの役割を果たす。
参加した東山小学校4年の清水真央さん(10)は「かわいくて役に立つタマゴが作れてうれしかった」と話した。
連携講座は、子どもと最先端技術の出合いの場をつくろうと昨年始まり、今回で2回目。定員の5倍近い応募があった。 (中野祐紀)
(2014年9月15日 中日新聞朝刊市民版より)
子どもたちは陶製の白い「タマゴ」に、アニメのキャラクターや星空など思い思いの模様を絵付け。同大の野浪亨教授(工学)が開発した特殊な塗料を表面に塗って完成させた。
野浪教授によると、塗料は病院など清潔さが必要とされる施設の壁に塗られることが多い「アパタイト被覆二酸化チタン」。太陽光など紫外線を浴びると、空気中に浮遊している臭いや汚れの原因物質を吸着、分解する。「タマゴ」を冷蔵庫やたんすに入れ、時々取り出して日光に当てれば、半永久的に臭い消しの役割を果たす。
参加した東山小学校4年の清水真央さん(10)は「かわいくて役に立つタマゴが作れてうれしかった」と話した。
連携講座は、子どもと最先端技術の出合いの場をつくろうと昨年始まり、今回で2回目。定員の5倍近い応募があった。 (中野祐紀)
(2014年9月15日 中日新聞朝刊市民版より)