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中日新聞掲載の大学記事

2014.04.19

手話の歴史冗談交えて 栄 落語家・一福さんが講演

 聴覚障害があり、手話を用いて落語をするデフ一福(いっぷく)さんが18日、中区栄の名古屋学院大さかえサテライトで講演し、手話の歴史や地方の方言の違いを冗談交じりに説明した。

 同大外国語学部のW・J・ハロフスキー教授が主宰する手話ボランティア「日本手話サロン」の講座に招かれた。

 大阪市で生まれた一福さんは4歳で聴力を失った。その後、手話落語の世界に入り、1992年に真打ちに昇進。聴覚障害者として初めてプロの落語家になった。

 一福さんは、手話の語源や時代とともに表現方法が変化していることなどを手話で説明。豊かな表情や大きな身ぶりと手ぶりで、参加した受講生ら45人の笑いを誘った。(多園尚樹)

(2014年4月19日 中日新聞朝刊市民版より)

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