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中日新聞掲載の大学記事

2013.11.29

新島八重も所属 篤志看護婦人会 豊田看護大で企画展 あすから

 豊田市白山町の日本赤十字豊田看護大学で30日から、看護師の地位向上を目指して1887(明治20)年に創設された篤志看護婦人会に関する展示が始まる。NHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公で、同志社大学を創設した新島襄の妻八重(1845〜1932年)に関する資料もある。

 開学10周年に合わせた催し。同大で保管している資料11点を初めて公開する。

 八重は夫の死後、1890年に日本赤十字社の正会員となった。日清、日露戦争では、看護師として救護活動に当たった。展示品には、篤志看護婦として派遣された際の名簿のほか、当時の救護活動が垣間見られる写真や記録文などがある。

 担当の荒川綾子さん(31)は「信念を持って生き、人のために何かをするという精神を持った新島八重という人物の一部分に触れてもらえれば」と話している。

 12月6日まで展示する(1日は休み)。30日は10周年記念式典があり、午後2時から同4時まで観覧できる。平日は午前9時から午後5時まで。(問)同大企画・交流課=電0565(36)5228(橋詰美幸)

(2013年11月29日 中日新聞朝刊豊田版より)
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