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中日新聞掲載の大学記事

2013.10.21

吉田リンケージ 豊橋市中心部を活性化

 リンケージとは人、物、事を連鎖させること。さまざまなつながりを通じたまちづくりで、豊橋市中心部の活性化を目指している。

 代表で愛知大3年の石原隆行さん(20)=同市南栄町=は、岐阜県中津川市出身。大学進学後に住むようになった街で催しや祭りに参加するうち、自分で豊橋のまちづくりを担いたいと思うようになった。

 旧東海道に53カ所あった宿場町をつなぎ、社会に新しい風を起こすまちづくり市民運動「東海道リンケージ」に参加。既に発足していた日本橋(東京都)、二川(豊橋市)に続き、昨年3月、吉田宿のリンケージとして立ち上げた。

 現在の主な活動は街中の清掃と、講師を招いてまちづくりについて語り合うこと。清掃は東海道リンケージ専用の豊橋産の黒い前掛けを着け、毎月第1日曜に駅周辺の商店街などでごみを拾う。地域住民に参加してもらったり、隣の二川リンケージと合同で活動したりしたこともある。

 昨年11月には市内の地域密着型スーパーの店員を講師に招き、郊外の大型量販店に対抗していかに市中心部に人を呼び込むかを議論した。

 東海道リンケージでは、活動内容は各団体に任されている。石原さんは「まだ学生主体なので、清掃を中心に地域とのつながりを広げていきたい。まちの将来をどうするかを話し合う中で、吉田リンケージの独自色を出せたらいい」と語る。(曽布川剛)

【吉田リンケージ】 愛知大の5人を中心に2012年3月結成したまちづくり市民グループ。清掃は誰でも参加できる。講演会(参加費500円)の予定などは交流サイト・フェイスブックの「吉田リンケージ」に掲載。(問)石原さん=電080(5128)5099

(2013年10月21日 中日新聞朝刊なごや東版より)
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