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中日新聞掲載の大学記事

2013.08.27

新世代の車をデザイン 金沢工大で富山・大門高生

 富山県立大門高校情報コースの2年生38人が、野々市市の金沢工業大扇が丘キャンパスで26日から2日間の体験実習を始めた。「『エコで安全な新世代の車』をデザインしてみよう!」をテーマに、グループワークなどを通して車の模型の制作や発表会を行う。

 初日は、金工大基礎教育部の松本重男教授らの指導で車の模型を個人で制作。台車に生徒が自分でデザインを考えた発泡スチロールのボディーと、紙で作ったバンパーを付け坂道を走らせた。熱したニクロム線で発泡スチロールを切る際には、切れ味に生徒から「おおっ」と歓声が上がった。

 松本教授は「ものづくりを通して考える楽しさや喜びを知り、グループワークで生徒同士の仲も深まってくれたら」と期待した。

 生徒を引率する狐塚政幸教諭は「生徒たちにものづくりに興味をもってもらい、進路設計の役に立てば」。自動車関連の仕事に興味があるという吉村繁人君(16)=富山県高岡市=は「ワクワクする。自分が将来やりたいことについて考えたい」と話した。

 2日目は各班に分かれて作った車のコンテストと設計や特徴などの発表会がある。

 (稲垣遥謹)

(2013年8月27日 北陸中日新聞朝刊18面より)
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