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2013.05.29
大学蔵書借りられます 稲沢市立図書館、1日から
■名古屋文理大、愛知文教女子短大と協力 12万2000冊、専門書も充実
稲沢市の市立図書館が6月1日から、市内の名古屋文理大と愛知文教女子短大の図書を貸し出すサービスを始める。両大学の図書館が所有する計12万2000冊を対象に、市民の希望に応じて、市立図書館が大学から取り寄せる。両大学が強みとする栄養学や子育ての専門書をはじめとした蔵書が利用でき、市民の読書の幅が大きく広がりそうだ。(添田隆典)
サービスを実施するのは中央図書館(正明寺)、平和町図書館(平和町)、祖父江の森図書館(祖父江町)。
利用者はいずれかの窓口を通じて、希望する大学の図書を申し込む仕組み。申し込みがあれば、図書館は週に一度、大学からまとめて図書を取り寄せ、利用者に貸し出す。
大学にある図書は各大学のホームページ上で公開され、自宅や市立図書館のパソコンで検索できる。取り寄せに要る配送料は市が負担する。
一度に3冊まで申し込むことができ、2週間借りられる。市内在住、在勤、在学のいずれかの18歳以上が対象。
約7万冊を所有する名古屋文理大は栄養士の養成に力を入れ、食や栄養に関する専門書を多く持つ。愛知文教女子短大は約5万2000冊のうち、保育士の育成に関する専門書や絵本、紙芝居といった子育て関連の図書が充実している。
3つの市立図書館で計61万6000冊を所有する市は、専門書に対する利用者の需要に応えようと、包括連携協定を結ぶ両大学に協力を提案。県内の自治体での先行事例を基にサービス導入を決めた。
中央図書館の担当者は「子育て支援や保育分野は貸出率が高く、今回のサービスが生きるはず」と期待する。
サービスでは、両大学の学生が、大学の図書館を通じて、市立図書館の蔵書が借りられるようにもする。
問い合わせは、中央図書館=電0587(32)0862=へ。
(2013年5月29日 中日新聞朝刊尾張版より)
稲沢市の市立図書館が6月1日から、市内の名古屋文理大と愛知文教女子短大の図書を貸し出すサービスを始める。両大学の図書館が所有する計12万2000冊を対象に、市民の希望に応じて、市立図書館が大学から取り寄せる。両大学が強みとする栄養学や子育ての専門書をはじめとした蔵書が利用でき、市民の読書の幅が大きく広がりそうだ。(添田隆典)
サービスを実施するのは中央図書館(正明寺)、平和町図書館(平和町)、祖父江の森図書館(祖父江町)。
利用者はいずれかの窓口を通じて、希望する大学の図書を申し込む仕組み。申し込みがあれば、図書館は週に一度、大学からまとめて図書を取り寄せ、利用者に貸し出す。
大学にある図書は各大学のホームページ上で公開され、自宅や市立図書館のパソコンで検索できる。取り寄せに要る配送料は市が負担する。
一度に3冊まで申し込むことができ、2週間借りられる。市内在住、在勤、在学のいずれかの18歳以上が対象。
約7万冊を所有する名古屋文理大は栄養士の養成に力を入れ、食や栄養に関する専門書を多く持つ。愛知文教女子短大は約5万2000冊のうち、保育士の育成に関する専門書や絵本、紙芝居といった子育て関連の図書が充実している。
3つの市立図書館で計61万6000冊を所有する市は、専門書に対する利用者の需要に応えようと、包括連携協定を結ぶ両大学に協力を提案。県内の自治体での先行事例を基にサービス導入を決めた。
中央図書館の担当者は「子育て支援や保育分野は貸出率が高く、今回のサービスが生きるはず」と期待する。
サービスでは、両大学の学生が、大学の図書館を通じて、市立図書館の蔵書が借りられるようにもする。
問い合わせは、中央図書館=電0587(32)0862=へ。
(2013年5月29日 中日新聞朝刊尾張版より)