豊橋技術科学大（豊橋市）は、大学の魅力や情報の発信力を高めるため、デザイナー高橋正実さん（３８）＝東京都墨田区＝と専属顧問契約を結んだ。

　高橋さんは、東京スカイツリーのエレベーターの内装やラーメン店スガキヤの新型「ラーメンフォーク」などを手掛けた。今回の契約は、昨年に豊橋技科大のエコバッグ製作に携わったのがきっかけだ。

　豊橋技科大は今後、新型のエコバッグやオープンキャンパス用のポスター製作のほか、東三河の企業と共同製作する記念グッズのデザインを依頼する。２０１６年に創立４０周年を迎えるため、記念イベントの企画にも参加してもらう。

　高橋さんは２２日、榊佳之学長とともに同大で会見し「技術や科学の素晴らしい可能性を目に見えるようなデザインに変え、発信していきたい」と抱負を述べた。

　豊橋技科大によると、大学とデザイナーとの専属契約は国立大では東海地方初で、全国的にも珍しい。

　（西田直晃）

（2013年5月23日　中日新聞朝刊県内版より）