【ロンドン＝有賀信彦】ロンドン五輪陸上女子４００メートルリレーに９日、４８年ぶりに出場した日本。予選最下位に終わり、出場した豊田市出身の市川華菜選手（２１）＝中京大＝は「今日の悔しさを４年後の五輪で晴らしたい」と雪辱を誓った。

　昨年に韓国で開かれた世界陸上ではリレーメンバーに選ばれながらも、補欠だった。「昨年走れなかった分、だれよりも走りたい」との気持ちで臨んだロンドン五輪。２日に行ったチーム内のタイムトライアルで一番速い記録を出し、出場を決めた。

　どのチームもアンカーと並び、速い選手を配置する第２走者。「自分は後半に追い上げるタイプなのに、逆に自分より下位の選手に差を詰められた」と海外の選手の強さに脱帽。バトンパスも「第１走者からもらうときはつまり、第３者に渡すときは流れた」と反省した。

（2012年8月11日　中日新聞朝刊愛知総合版より）