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中日新聞掲載の大学記事

2012.01.05

全国地区対抗大学ラグビー 愛院大決勝進出

■2年ぶり3度目Vへ あす東京都市大と激突

 第62回全国地区対抗大学ラグビー大会(中日新聞社後援)は4日、名古屋市の瑞穂ラグビー場で準決勝が行われ、愛院大(東海北陸)は新潟大(関東2区)を46−20で破った。愛院大は2年ぶり3度目の優勝を懸け、6日の決勝で東京都市大(関東1区)と対戦する。

■4年生が躍動!強豪・新潟大撃破

 2年前の激闘の再現だ。2010年の決勝で新潟大に28−19で競り勝った愛院大が、再び強敵との激戦を制した。主将のSH桑田は「苦しい試合になることは予想していた。きょうは我慢だと話し合っていた」。後半途中に一時は2点差まで迫られる薄氷の勝利に、胸をなで下ろしていた。

 勝利の原動力となったのは最後の晴れ舞台に懸ける4年生だ。新潟大の猛攻を浴びていた後半17分、自陣から途中出場のナンバー8出口が「タックラーと体格面でミスマッチができたので、積極的にいった」とタッチライン際を約40メートル前進。さらにLO鈴木がゴールライン直前まで突進し、トライをお膳立てした。

 これでリードが2点から7点に広がり、ムードは一変。以降はリズムをつかんだ愛院大がトライを重ね、新潟大を突き放した。高田正義監督(47)は「苦しい時間帯に4年生が前に出てくれた」。出口と鈴木の活躍に加え、桑田とWTB五十嵐敬はトライを奪取。最上級生の力を示した。特に、左膝痛でシーズンをほぼ棒に振った出口の復活は明るい材料だ。

 卒業後はラグビーから離れるという出口は「次が最後の試合。絶対に勝ちます」と気合を込める。4年生を中心に一枚岩となる愛院大。決勝へ向けて視界は良好だ。

 (木村尚公)

▽準決勝
愛知学院大46 17−10 20新潟大
(東海北陸)   29−10  (関東2区)

(2012年1月5日 中日スポーツ6面より)
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