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2011.12.27
日福大、東海市に新校舎 双方の期待が合致 学生確保とにぎわい狙う
日本福祉大が東海市の名鉄・太田川駅近くでキャンパス開設を目指すことが26日、発表された。駅を中心とした街の活性化を目指す東海市と、優秀な学生の確保を狙う日福大、双方の期待が合致した形の進出といえそうだ。(有川正俊)
関係者によれば、大学が進出を検討しているのは、太田川駅西およそ200メートルの公園予定地で、今後詳細を詰める。駅周辺ではほかにも、1000人規模のホールを入れた公共施設や、スーパー出店が計画されており、太田川駅前の開発が徐々に明らかになっている。
地権者らでつくる土地区画整理審議会の森岡克夫会長は「公園の代替地の問題はあるが、大学なら、まちのにぎわいにもプラスになる」と好意的。鈴木淳雄市長も「にぎわいあふれる街づくりに努めたい」とする。
鈴木市長は、高齢化が進む中、鉄道が街づくりの重要な要素となると考え、駅中心の街づくりに力を注ぐ。名鉄の特急が止まる太田川駅周辺の開発は、同市にとって長年の懸案で、大学進出は1つの起爆剤となる。
現在キャンパスがある美浜町の山下治夫町長も「同じ名鉄沿線。美浜の施設や下宿先を活用してもらえたら」と半島内での相乗効果を期待する。
大学側も、少子化で大学間の競争が激しくなる中、優秀な学生確保につながると期待する。河合塾教育情報学部の富沢弘和チーフは「交通アクセスの良いキャンパスは、大学人気の尺度」とし、「不況で就職に有利。看護も受験生に人気だ」とする。
県内では、医療系でなかった豊橋創造大が09年、椙山女学園大が10年に看護学科を設置している。日福大の渡辺照男理事長は「看護は以前からの構想」とし、「看護・都心」で優秀な受験生、学生の確保を狙う考えだ。
(2011年12月27日 中日新聞朝刊知多版より)
関係者によれば、大学が進出を検討しているのは、太田川駅西およそ200メートルの公園予定地で、今後詳細を詰める。駅周辺ではほかにも、1000人規模のホールを入れた公共施設や、スーパー出店が計画されており、太田川駅前の開発が徐々に明らかになっている。
地権者らでつくる土地区画整理審議会の森岡克夫会長は「公園の代替地の問題はあるが、大学なら、まちのにぎわいにもプラスになる」と好意的。鈴木淳雄市長も「にぎわいあふれる街づくりに努めたい」とする。
鈴木市長は、高齢化が進む中、鉄道が街づくりの重要な要素となると考え、駅中心の街づくりに力を注ぐ。名鉄の特急が止まる太田川駅周辺の開発は、同市にとって長年の懸案で、大学進出は1つの起爆剤となる。
現在キャンパスがある美浜町の山下治夫町長も「同じ名鉄沿線。美浜の施設や下宿先を活用してもらえたら」と半島内での相乗効果を期待する。
大学側も、少子化で大学間の競争が激しくなる中、優秀な学生確保につながると期待する。河合塾教育情報学部の富沢弘和チーフは「交通アクセスの良いキャンパスは、大学人気の尺度」とし、「不況で就職に有利。看護も受験生に人気だ」とする。
県内では、医療系でなかった豊橋創造大が09年、椙山女学園大が10年に看護学科を設置している。日福大の渡辺照男理事長は「看護は以前からの構想」とし、「看護・都心」で優秀な受験生、学生の確保を狙う考えだ。
(2011年12月27日 中日新聞朝刊知多版より)