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2011.05.08
愛知大学野球 愛院大 7連勝9日にもV
愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)第6週第1日は7日、名古屋市の瑞穂球場で1部の1回戦2試合を行い、勝ち点3で首位の愛院大が4−1で名商大に勝ち、8日の2回戦に勝つと3季連続42度目の優勝が決まる。名城大は1−0で愛工大を下した。
7連勝の愛院大が8日も勝てば、次週の中部大戦で連敗しても勝ち点4の8勝2敗。名城大も勝ち点を4に伸ばす可能性はあるが、既に3敗しているため勝率で愛院大を上回ることができない。
愛院大は1点を追う1回1死一、二塁から安井が右中間へ逆転の2点二塁打。3、4回にも加点した。名城大は3回2死三塁で宮永が決勝の右前打を放った。河野はリーグ戦初先発を完封勝利で飾った。
■投打の両輪 役割果たす
待っていたカットボールだった。1回1死一、二塁。愛院大の安井が見逃すはずはなかった。打球は右中間を深々と破る二塁打。先行されたが、逆転打ですぐに試合の流れを引き寄せた。「一つの打席の中で必ず1球はカットボールを投げてくる」。冷静に相手投手の配球を読んでいた。
3回にも貴重な追加点をたたき出した。今季は愛大1回戦でサヨナラ打を放つなど勝負強さを発揮している。打率はリーグ2位の4割1分7厘、打点は最多タイの7。「4番打者ではなく、4番目の打者」。常に謙虚だが、練習熱心でスイング数はチームナンバーワンと自負。打席で心の支えとなっている。
完投で今季4勝目の浦野は「野手のおかげ」と感謝する。ただ、序盤は力んでバランスを崩したが、中盤以降立ち直ったのがエースの証し。防御率0.93と抜群の安定感でチームを引っ張る。
8日にも優勝が決まる。昨年は春秋連覇を果たしたが、いずれも試合がなかった日に吉報が届いた。「あしたは自分たちが勝って決めたい」。投打の両輪は声をそろえた。
(東郷賢一)
◇瑞穂(愛院大1勝)
名商大 100000000―1
愛院大 20110000x―4
◇同(名城大1勝)
愛工大 000000000―0
名城大 00100000x―1
(2011年5月8日 中日新聞朝刊30面より)
7連勝の愛院大が8日も勝てば、次週の中部大戦で連敗しても勝ち点4の8勝2敗。名城大も勝ち点を4に伸ばす可能性はあるが、既に3敗しているため勝率で愛院大を上回ることができない。
愛院大は1点を追う1回1死一、二塁から安井が右中間へ逆転の2点二塁打。3、4回にも加点した。名城大は3回2死三塁で宮永が決勝の右前打を放った。河野はリーグ戦初先発を完封勝利で飾った。
■投打の両輪 役割果たす
待っていたカットボールだった。1回1死一、二塁。愛院大の安井が見逃すはずはなかった。打球は右中間を深々と破る二塁打。先行されたが、逆転打ですぐに試合の流れを引き寄せた。「一つの打席の中で必ず1球はカットボールを投げてくる」。冷静に相手投手の配球を読んでいた。
3回にも貴重な追加点をたたき出した。今季は愛大1回戦でサヨナラ打を放つなど勝負強さを発揮している。打率はリーグ2位の4割1分7厘、打点は最多タイの7。「4番打者ではなく、4番目の打者」。常に謙虚だが、練習熱心でスイング数はチームナンバーワンと自負。打席で心の支えとなっている。
完投で今季4勝目の浦野は「野手のおかげ」と感謝する。ただ、序盤は力んでバランスを崩したが、中盤以降立ち直ったのがエースの証し。防御率0.93と抜群の安定感でチームを引っ張る。
8日にも優勝が決まる。昨年は春秋連覇を果たしたが、いずれも試合がなかった日に吉報が届いた。「あしたは自分たちが勝って決めたい」。投打の両輪は声をそろえた。
(東郷賢一)
◇瑞穂(愛院大1勝)
名商大 100000000―1
愛院大 20110000x―4
◇同(名城大1勝)
愛工大 000000000―0
名城大 00100000x―1
(2011年5月8日 中日新聞朝刊30面より)