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中日新聞掲載の大学記事

2011.05.04

愛知大学野球 名城大が勝ち点2

 愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)第5週第3日は3日、愛知県豊田市の愛工大グラウンドで1部の3回戦1試合を行い、名城大が5−4で愛大に逆転サヨナラ勝ちし、勝ち点2とした。

 名城大は4点を追う7回に角谷、小泉の連続長打で2点を返して反撃を開始。9回には1死満塁から西田拓の二塁打で追いつくと、2死後、天野の右前打で今季2度目のサヨナラ勝ち。4回途中から登板した水谷はリーグ戦初勝利を挙げた。

 第5週を終え、勝ち点3の愛院大が首位。7日からの次週で名商大に連勝すると3季連続の優勝が決まる。

■逆転サヨナラ V望みつなぐ

 ベンチに控えていた左打者は目で訴えていた。「僕を使ってほしい」。右打者が相手右投手のスライダーにてこずっている。4点を追いかける展開。松永監督も「左打者で勝負」と腹を決めていた。試合途中で角谷、小泉、西田拓を起用。この策が見事に的中した。

 7回2死二塁から角谷が右中間三塁打。1点を返し、反撃ムードが一気に高まった。小泉も「守備の方に自信があるが右打者より打てるはず」と右翼線二塁打で続いた。9回にも2人が好機を広げ、西田拓が「みんなつないでくれた」と同点打を放った。左打者の活躍に右打者も奮起。天野が試合に決着をつけた。松永監督は「選手に力の差はない。底上げができている」と劇的な勝利の余韻に浸っていた。

 チーム全員で勝ち点をつかみ、優勝の可能性を残した。角谷は「打てる気がした。これでチームに勢いがつく」と断言した。 (東郷賢一)

◇愛工大(名城大2勝1敗)
愛大  011200000―4
名城大 000000203x―5

(2011年5月4日 中日新聞朝刊16面より)

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