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お知らせ  2026.07.31

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外科医特化コース新設へ 愛知医大、なり手不足受け

 愛知医科大(愛知県長久手市)が2027年度、外科医の養成に特化したコースを医学部内に新設することが分かった。激務とされる外科医の不足は全国的な課題となっており、早くから仕事を学ぶ機会をつくることで、なり手不足の解消を目指す。外科医になることを条件に奨学金を貸与する制度などを検討している。大学によると、中部地方の医学部では初の取り組みという。

 新設するのは「外科医養成コース」で、入学後に希望者を募集。外科の基礎を学んだ後、2年の後期に成績や面接などで本格選抜される。外科で特に不足している消化器外科医、心臓外科医、血管外科医などを目指す学生に向け、ロボット手術の体験や外科学の教員による学習のフォロー、国際研修の支援などをする。

 3年からは、選抜者への奨学金の貸与を予定。支給額や返還を免除する条件などの詳細は今後決定する。

 厚生労働省によると、24年の医師の数は過去最多の約34万人。この20年で総数は約3割増えたが、外科医は減少傾向にある。日本消化器外科学会の統計によると、同学会に所属する65歳以下の医師は23年時点で約1万6千人だが、20年後には半減すると推計されている。長時間労働や時間外の緊急対応、訴訟のリスクなどの負担が大きいとして、敬遠する学生が少なくないという。

 愛知医大でも皮膚科医などへの希望者が増える一方で、外科医の志願者が減っている。この傾向に歯止めをかける狙いでコースの新設を決めた。大学によると、兵庫医科大が26年度から外科医を養成する入試枠を設けている。

 伊藤恭彦学長は「このままでは、地域で適切な治療を受けられなくなる恐れがある。患者を助けたいという強い思いがある人にぜひ来てほしい」と話している。

(2026年7月31日 中日新聞朝刊25面より)
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