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イベント 2026.03.04
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子どもたちへ 学びと笑顔を 皇学館大で7、8日 伝統「4教ミュージカル」

リハーサルで劇を演じる学生たち=伊勢市の皇学館大で
伊勢市の皇学館大には、長年受け継がれているユニークなイベントがある。卒業を間近に控えた教育学部4年の有志が上演する「4教ミュージカル」。春から教育の道に進む学生たちが、子どもたちに笑顔を届ける。7、8の両日、構内の記念講堂で開かれる本番を前に、練習が大詰めを迎えている。(清水大輔)
学生たちの4年間の集大成を披露する場として昭和の時代から続いていて、コロナ禍による中断をはさんで今年で36回目。約60人が参加し、一から作り上げた劇「アリスとことばのまほう」を演じる。
物語の主人公は小さな女の子のアリス。交流サイト(SNS)で友人とけんかをしたアリスは「不思議の国」に迷い込む。個性的な仲間と出会いながら、仲直りしようと冒険する。子どもたちに「言葉の大切さ」を考えさせる内容だ。
実行委員会が中心となり、就職活動や教員採用試験に向けた勉強に取り組みながら、1年かけて準備を進めてきた。脚本は自分たちで練り、セットや小道具、衣装も手作りした。
実行委員長の野中ありあさん(22)は「保育実習や教育実習で出会った子どもたちを思い出しながら、どうすれば喜んでくれるか皆で知恵を出し合った」と話す。地元出身で幼少期、4教ミュージカルは毎年の楽しみだった。「『いつかあの舞台に立ちたい』と思っていた」と振り返る。
先月19日に記念講堂であったリハーサルでは、学生たちは舞台の転換のタイミングを確認しながら、本番さながらに演じていた。主人公を演じる山崎樹里さん(22)は「アリスのころころと変わる表情を見てもらいたい。本格的な音楽劇で、見どころも満載」とアピールした。
両日とも午後1時半開場、同2時開演。予約不要で入場無料。(問)教育学科研究室=0596(22)6458
(2026年3月4日 中日新聞朝刊伊勢志摩版より)