HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 学生活動
学生活動 2025.12.26
この記事の関連大学
高田短大生が子どもの居場所 津の旅館改装 来月初回「食堂」企画

初回に向けて準備を進める学生ら=津市大里窪田町で
20畳の和室に、積み木などのおもちゃや絵本が並ぶ。子どもたちの笑顔や元気な声が似合いそうな空間に仕上がった。この場所で初回は、王将フードサービス(京都市)が全国の子ども食堂に提供する「お子様弁当」を50食用意する。
企画するのは、同大のサークル「こどもの居場所づくりプロジェクト」。学生約20名が参加している。同大子ども学科講師の中嶋麻衣さん(42)が4月に立ち上げ、大学で子ども向けのイベントを実施してきた。以前にも市内の子ども食堂に関わっており「学生と一緒に、短大がある地域でも居場所づくりを始めたい」との思いから始めた。
一身田で子どもの居場所を開く構想は当初からあったが、場所が決まらなかった。そんな中、中嶋さんは知り合いから旅館の4代目である石川正浩さん(64)を紹介された。話を聞いた石川さんは「使ってもらうのは大歓迎」と客室2間を貸し出すことに決めた。現在は旅館業をやめ、客室は長く使われていなかった。そのため手入れが必要で、床材を修復するなどして居場所を整えた。
大学の構内では、中嶋さんや学生らは放課後に集まり、子ども食堂やそれに続くイベントに向けた準備を進めてきた。24日のクリスマスイブも、学生たちは夜まで残り、1月中旬に屋外で行うイベント向けに、ペットボトルでできたボウリングのピンなど、子どもたちが遊ぶおもちゃを自作した。
子ども学科1年の生駒愛心さん(18)は「子どもの居場所をイチから作る機会なんてない」と興味を持った。保育士を目指しており、今後にも生かせると思ったという。
同学科1年の田端希帆さん(24)は「ここでいろんな人と関わる中で、子どもたちの世界が広がればいいのかな」と願う。
初回は、公式LINEから事前申し込みが必要。今後の開催予定はインスタグラム=@takatan_kodomo=で発信する。(石山丈尊)
(2025年12月26日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)