協定書に署名した亀山学長（右）と桑原校長＝日進市の名古屋外国語大で

　日進市の名古屋外国語大は１１月２６日、国際科がある岐阜市の富田高校と、兵庫県加西市の北条高校と教育に関する連携協定を結んだ。高校生が大学教員による講義を受けたり、学生から留学体験を聞いたりして交流を深めていく。

　富田高校の国際科では、全員がニュージーランド留学を体験するほか、中国語も学ぶなど国際社会で活躍できる人材の育成を進めている。北条高校には文系・理系の枠をこえた教育を推進する「ＳＴＥＡＭ探究科」がある。両校とも既に体験授業や出張講義などで協力しており、連携を深めるために協定締結を決めた。

　この日に同大で締結式があり、亀山郁夫学長や富田高校の桑原聡校長、北条高校の神戸剛校長が出席。亀山学長は「高大連携による学びを通し、一人でも多くの皆さんを本学にお迎えすることができることを願う」などと述べた。桑原校長は「今回の協定が、生徒にとって新しい知のフィールドを得て、真の教養人となることにつながれば」と期待した。

（2025年12月2日　中日新聞朝刊なごや東版より）