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大学野球 愛知秋季L 中京大が大勝

3回に本塁打を放ち、ダイヤモンドを一周する中京大の川瀬
名城大は池田が92球で4安打完封。中京大は先発大矢が6回を無安打に抑えてリーグ初勝利。愛院大は8回に森田の3ランで突き放した。
■打線大替え大成功 川瀬の一発で着火
打順が変わっても、圧巻のパワーを見せつけた。中京大は3回、約1年ぶりに1番に入った川瀬が左翼席に弾丸ライナーで運ぶ先制ソロ。4年生の大砲は「大振りにならず、自分のポイントで打つことができた」とうなずいた。
春の王者は、ここまで黒星が先行。特にチーム打率が2割台前半と、本来はリーグ屈指の力を持つ打線が機能していなかった。その中で全試合4番に座り、打率4割を超えていたのが川瀬。半田監督は「川瀬の前で攻撃が終わることが多かった。好機をつくる側と走者をかえす側をひっくり返した」と、前日から大幅に打線を組み替えた意図を明かした。
主砲の一発で、火のついた打線は4回に6連打を浴びせるなど14安打11得点。大量援護で先発大矢の6回無安打投球を呼び込んだ。「秋は初めて投打がかみあった。状態が良ければ負けるチームではない」と川瀬。ドラフト候補を複数そろえるチームが本領発揮し始めた。(郷司駿成)
▽パロマ瑞穂(1勝1敗)
愛院大 11200013|8
中部大 00100000|1
(8回規定によりコールドゲーム)
(院)岡村-松村
(部)肥田、小川、松本龍-薬師寺
本塁打 森田(院)
▽同(1勝1敗)
中京大 0013340|11
愛工大 0000001|1
(7回規定によりコールドゲーム)
(京)大矢、藤本-森瀬
(工)岡田、藤田、加藤-佐々木
本塁打 川瀬(京)
▽同(名城大2勝)
名城大 000001000|1
東海学園大 000000000|0
(城)池田-大橋
(海)梅森-中村貫
(2025年9月29日 中日新聞朝刊17面より)