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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  2025.05.20

大学野球 愛知春季L 中京大に勝ち愛院大タイに

中京大打線を1失点に抑え完投した愛院大・岡村

中京大打線を1失点に抑え完投した愛院大・岡村

 春季リーグの1部は19日、名古屋市のパロマ瑞穂野球場などで2回戦3試合があり、愛院大が4-1で中京大に勝った。1勝1敗で20日の3回戦に進み、勝った方が優勝となる。中部大は1-0で名城大に、愛工大は7-6で東海学園大にいずれも連勝し、勝ち点をそれぞれ3と2に伸ばした。

 愛院大は岡村が8安打1失点で完投。中部大は九回に松本祐がサヨナラの適時二塁打を放った。愛工大は延長十回に本間の適時二塁打などで3点を奪って逃げ切った。

■先輩の借り返す 強気岡村が完投

 3点リードで迎えた九回の愛院大の守備。2死満塁と一発が出ればサヨナラの場面で、岡村が投じたスライダーは意図せず内に入った。「本当は外を狙っていたが、良いところにいった」。反応できなかった中京大の森瀬を見逃し三振。1失点完投を果たすと、3年生右腕はマウンド上で感情を爆発させた。

 一回に先制点をもらった直後に同点とされたが、その後はテンポの良い投球を披露。再び援護をもらった六回以降は、打ち気にはやる相手に対して強気に押した。横手から「シュートしながら伸びる」という直球でフライアウトを重ね、今季5戦5勝だった中京大の伊藤に投げ勝った。

 岡山・創志学園高出身。1学年先輩のエース河野の後を追う形で愛院大に進んだ。前日に河野は2回5失点で降板。「いつも勝っていても負けることだってある。自分はメンタルが強いので逆に燃えた」と岡村。後がない舞台で先輩がつくった借りを返し、20季ぶりの優勝へと夢をつないだ。 (郷司駿成)

 =中日新聞社後援

▽パロマ瑞穂ほか 2回戦(1勝1敗)
愛院大 100003000―4
中京大 100000000―1
(院)岡村-小笠原
(京)伊藤、大矢、沢田-森瀬
本塁打 森田(院)

(2025年5月20日 中日新聞朝刊17面より)
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