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お知らせ  2025.03.20

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看護師の育成、確保で協定 中京学院大、多治見病院と地域内連携

協定書に署名した林学長(左)と近藤理事長兼病院長=多治見市前畑町で

協定書に署名した林学長(左)と近藤理事長兼病院長=多治見市前畑町で

 中京学院大(本部・中津川市)と県立多治見病院(多治見市)は19日、地域内での看護師育成と確保に関する協定を結んだ。看護師不足が全国的に問題となる中、東濃地域での担い手発掘から教育、定着までを連携して支援する態勢を整えていく。

 協定では、東濃地域の高校生らへのPRなどを通した人材の「発掘」、教育体制や就学時の経済的支援といった「育成」、新卒者の定着支援など「活用」の3点で連携・協力することを規定。両者で今後、具体的な取り組みを始める。

 東濃地域では近年、少子化による看護師の志望者減少や、都市圏への人材流出傾向が強まったことによる看護師不足で、県立多治見病院(539床)では一昨年から1病棟(約40床)が休床となっている。昨年9月ごろから協定を検討。同大が中津川、瑞浪両市のキャンパスを2027年度に多治見市笠原町に移転集約する方針を発表したタイミングに合わせて締結した。

 同大の林勇人学長と同院の近藤泰三理事長兼病院長が協定書に署名。林学長は「(なり手不足などの)現状を打破する大きな契機になると確信している」とあいさつ。近藤病院長は「この地域の若い人たちに(看護職の道に)『行きたい』という気持ちを持ってもらえるよう共に努力する」と力を込めた。(吉本章紀)

(2025年3月20日 中日新聞朝刊岐阜県版より)

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