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お知らせ  2025.02.20

がん研究など連携強化 県と名大が包括協定結ぶ

協定書を交わした大村知事(右)と杉山学長=県公館で

協定書を交わした大村知事(右)と杉山学長=県公館で

 県と名古屋大は17日、がん研究と医療、教育に関する連携を強化する包括協定を結んだ。同大と県がんセンター(名古屋市千種区)の強みを生かし、最先端のがん研究拠点を築くための共同体「高度がん研究アライアンス」を形成する。

 県と名大は2018年、23年にも協定を締結し、共同研究や人材育成、医療現場で工学や情報学の研究を生かす「医工連携」の取り組みを推進。今回の協定では、これらの取り組みをより促すことに加え、県のスタートアップ(新興企業)支援拠点「ステーションAi」(同市昭和区)を活用し、がん医療や予防に関する産業の創出も視野に入れる。18年と23年の協定は廃止される。

 県公館で協定書に署名した大村秀章知事は「お互いの強みを生かしながら、がん予防と医療におけるイノベーション、スタートアップの創出につなげたい」、杉山直(なおし)学長は「(名大は)希少がんやがんの免疫研究では日本でトップクラス。名大病院を巻き込み、総力を挙げて連携したい」と話した。(出口有紀)

(2025年2月20日 中日新聞朝刊県内版より)

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