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中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  2025.02.19

5年前開校 名古屋柳城女子大 26年度学生から募集停止

2026年度以降の学生募集停止を発表した名古屋柳城女子大=18日、名古屋市昭和区で

2026年度以降の学生募集停止を発表した名古屋柳城女子大=18日、名古屋市昭和区で

 学校法人「柳城(りゅうじょう)学院」(名古屋市昭和区)は18日、運営する名古屋柳城女子大(同)の2026年度以降に入学する学生の募集を停止すると発表した。24年度中の入試を経て今年4月に入学する学生や在学生が全員卒業した時点で閉校する。20年4月に開校し、昨年3月に1期生が卒業したばかり。直近の10年間に開校した大学が学生の募集を停止するのは、文部科学省が把握する範囲では、全国で2校目という。

 同大によると、保育や幼児教育の専門的な知識を持った女性の育成を掲げ、5年前に開校。こども学部こども学科(定員70人)を設置したが、募集定員に対する入学者数は毎年6割程度にとどまっていた。学生数は昨年5月1日時点で184人。

 法人事務局の担当者は、募集停止の理由について「保育や幼児教育の担い手を目指す学生が想定より少なく、開学直後から新型コロナウイルス禍で広報活動も思うようにできなかった」と説明。菊地伸二学長は25年度の入学者と在学生について「卒業まで教育機関としての責務を果たしていく」とのコメントを出した。

 今年に入ってから理事会で決まり、2月中旬に学生や保護者を対象に説明会を開いたという。幼稚園教諭を目指している学生は取材に「びっくりした。ただ、元々定員割れしているからいろいろあったんだろうな」と話した。

 同法人が運営し、70年以上の歴史がある名古屋柳城短大(保育科)は存続する。

(2025年2月19日 中日新聞朝刊25面より)

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