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中日新聞掲載の大学記事

学生活動  2024.11.20

健康栄養学科 最後の「出店」 中京学院大・満天星花の木祭

掲示物を眺めながら思い出を振り返る遠山さん(中)=瑞浪市の中央学院大瑞浪キャンパスで

掲示物を眺めながら思い出を振り返る遠山さん(中)=瑞浪市の中央学院大瑞浪キャンパスで

■地域と連携メニューなど提供

 中京学院大の大学祭「満天星(どうだん)花の木祭」が17日、瑞浪市土岐町の瑞浪キャンパスで開かれた。来年3月に最後の2年生を送り出す短期大学部の健康栄養学科は、学生たちが地域連携の取り組みなどで開発・販売してきたメニューを模擬店で販売。別れを惜しむ地域の人や卒業生でにぎわった。(小佐野慧太)

 健康栄養学科は1966年に旧中京短大の家政科として誕生。多くの栄養士らを養成してきたが、少子化や4年制志向の高まりをうけ、昨年度の入学生を最後に募集を停止した。現在は2年生31人が学んでいる。

 学生たちは大学祭で、短期大学部のマスコットキャラクターの名前にちなんだ模擬店「ちゅうたくんとひと休み」を出店。ミュージアム中仙道(同市明世町)のイベント「わ!みっけ」で学生が販売したことのあるスコーンや、学生による親子向け料理教室「ウキウキ!食の探検隊!」でレシピを伝えたピラフなどを提供した。模擬店の会場となった教室の壁には、同学科の地域連携の歩みを振り返る掲示物を飾った。

 今年秋までに6回を数えた同学科のレシピコンテスト「おいしい!東濃!地元野菜料理コンテスト」で審査員を務めた総菜店「色菜キッチン」(同市寺河戸町)の遠山千恵子店主(75)も来店。優秀作をお店で商品化する取り組みを続けており、「学科がなくなってしまうのはさびしけれど、レシピはこれからもお店で出していきたい」と話していた。

(2024年11月20日 中日新聞朝刊東濃総合版より)

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