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お知らせ  2024.11.15

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「人材の地産地消」へ高大連携 土岐紅陵高と中京学院大が協定

協定書を持ち握手を交わす中京学院大の林学長(右)と土岐紅陵高の田中校長=土岐市下石町の土岐紅陵高で

協定書を持ち握手を交わす中京学院大の林学長(右)と土岐紅陵高の田中校長=土岐市下石町の土岐紅陵高で

 瑞浪、中津川の両市にキャンパスを構える中京学院大と土岐紅陵高校(土岐市下石町)は、教育と研究の分野で高大連携を進める協定を交わした。

 数年前から高校での出前授業開催や、大学全学部の1年生を対象にしたプレゼンテーション大会に高校進学コースも参加するなど交流を続けてきた。教育目的や理念が一致していることから、協定締結につながった。

 今回の協定は教育プログラムの共有や地域貢献の推進を目的とする。土岐紅陵高は専門科目を幅広く学べる総合学科が特徴。中京学院大は経営や看護学部、短期大学部がある。協定を受けて、土岐紅陵高では、大学の協力を得ながら来年度入学生から3年次の選択授業に「保育音楽」を設けるなどのカリキュラムを変更する。

 11日に同校で締結式があり、中京学院大の林勇人学長と土岐紅陵高の田中誠二校長が協定書に署名と押印した。林学長は「地域の教育機関で人材を育て、その地域にお返しする『人材の地産地消』が地域課題。今回の連携は課題に手を合わせて取り組むきっかけになる」と話した。

 協定は来年度から発効し、教員同士の研修会も予定する。田中校長は「生徒の力を伸ばすだけでなく、教員の資質も育てたい」と狙いを語った。

 中京学院大が公立高校と連携協定を結ぶのは、坂下高(中津川市坂下)に続き2校目。(吉田英悟)

(2024年11月15日 中日新聞朝刊東濃総合版より)

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