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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  2024.09.18

大学野球 愛知秋季L 愛院大が勝ち点

東海学園大-愛院大 2失点で完投勝利した愛院大の河野

東海学園大-愛院大 2失点で完投勝利した愛院大の河野

 秋季リーグの1部は17日、愛知県日進市の名城大グラウンドで3回戦1試合があり、愛院大が5-2で東海学園大に勝利し、2勝1敗で勝ち点1を得た。愛院大は先発河野が1回に先制を許したもののその後は要所を締め、2失点完投。打線は0-1の4回、末田の適時二塁打で追いつき、5回には福本の右前適時打などで3点を勝ち越した。

■新球フォーク奏功 河野141球 2失点完投

 3点リードの9回2死満塁。愛院大の左腕河野が、141球目に選んだのは新球フォークだった。東海学園大の3番友田を空振り三振に打ち取り、2失点完投。7回無失点だった1回戦から中2日のこの日も好投し、チームの今季初の勝ち点獲得に貢献した。

 9回、先頭打者の安打を皮切りに1死一、二塁のピンチを招いた。ここでマウンドに来た益田監督から「代えないよ」と告げられ、「腹をくくった」。得点を許したものの、最後までマウンドを譲らなかった。

 現在3年。来秋でのプロ入りを目指す。持ち球を増やそうと、今夏からフォークに挑戦。この日は、試合途中に左人さし指のまめがつぶれたこともあり、6回から配球を変えた。カットボールから、より指の負担がかからないフォークの割合を増やしたことが功を奏した。

 「三振も取れて自信になった」と河野。新球の手応えを胸に、次戦のマウンドへと向かう。 (郷司駿成)

▽名城大 3回戦(愛院大2勝1敗)
東海学園大 100000001|2
愛院大 00013100x|5
(海)高橋、石川、加藤、増田、石井-堀江
(院)河野-末田

(2024年9月18日 中日新聞朝刊22面より)

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