３回に先制の適時打を放つ中京大の秋山

■愛知春季Ｌ、５季ぶり

　春季リーグの１部は１８日、名古屋市の熱田愛知時計１２０スタジアムで２試合があり、中京大が３－１で中部大に先勝して５季ぶりの優勝に王手をかけた。もう１試合は名城大が１０－９で愛知東邦大にサヨナラ勝ちした。

　中京大は１－１に追い付かれた直後の４回、森瀬の右前適時打で１点勝ち越し、７回にも加点。中部大は４回以降、散発３安打に抑えられた。名城大は７－９の９回、多和田の２点適時二塁打で追い付き五島が中前へサヨナラ打を放った。愛知東邦大は５点のリードを守り切れなかった。

■秋山貢献　２適時打　初打点「ほっとした」

　中京大の３年生、秋山が２本の適時打でチームを勝利に導いた。３回に先制の右前打を放つと、７回には左中間への二塁打でリードを広げる３点目。今季は３番に固定されながら勝負どころで打てていなかっただけに「チームに迷惑をかけていたのでほっとした」と初打点を喜んだ。

　宮城・仙台育英高３年で春の甲子園へ出場し、８強進出に貢献。だが、ドラフトでは指名されず、悔しさをばねに大学で練習に励んできた。２年半ぶりの優勝にあと１勝に迫り「今日は今日。明日は切り替えて、自分たちの力を出すことに集中する」と意気込んだ。

　＝中日新聞社後援

▽熱田愛知時計１２０スタジアム　１回戦（名城大１勝）
愛知東邦大　００１２０３０３０｜９
名城大　３０００１００３x｜１０
（邦）中村、川本、小林颯、松田、宮川、福積、森－市岡
（城）天野、永田、今井、岩井－門田、野田、谷
本塁打　小川（邦）

▽同　（中京大１勝）
中京大　００１１００１００｜３
中部大　００１００００００｜１
（京）高木－森瀬
（部）肥田、南、寺瀬－清水智

（2024年5月19日　中日新聞朝刊19面より）