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大学野球  2024.05.14

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大学野球 愛知春季L 名城大が連勝 1部残留決定

7回、空振り三振に仕留め、ほえる名城大の久保

7回、空振り三振に仕留め、ほえる名城大の久保

 春季リーグの1部は12日、愛知県日進市の名城大グラウンドで2回戦2試合があり、名城大が2-0で愛院大に連勝した。勝ち点を2に伸ばし、2部優勝チームとの入れ替え戦に回る最下位の可能性がなくなり、1部残留が決まった。愛院大は勝ち点を得られなかったため、優勝の可能性が消滅。最終週(18日~)の中部大と中京大の直接対決で勝ち点を挙げたチームが優勝となる。

 2回戦のもう1試合は、愛工大が4-0で愛知東邦大に勝ち、1勝1敗で3回戦に進んだ。14日に名城大グラウンドで実施される。

■久保7回無失点 「試合つくれた」

 名城大の2年生が1部残留に大きく貢献した。先発久保は打たせて取る投球で7回を1安打無失点。投手戦の我慢比べに勝ち、「試合をつくれて良かった」と喜んだ。

 得意の変化球がさえた。4回には四死球と盗塁で1死一、三塁のピンチを招くも、フォークで後続を打ち取った。5回1死三塁もしのいだ。この日は直球が自己最速タイの147キロを記録するなど調子の良さを感じており、「長打さえ避ければ」と強気に攻めた。

 昨秋リーグ王者は開幕から5連敗して一時は2部との入れ替え戦の恐れもあったが、6戦目で初勝利をもたらしたのが久保だった。今回は、前日の11日に尊敬するエースの岩井が今季初勝利を挙げており「その後に絶対負けたくない」とより強い覚悟で臨んだ。

 昨秋より投球回が2倍に増え飛躍した右腕。「次も今後につながる投球をして、秋こそは王者になる」。淡々とした口調に主力としての責任感がにじんだ。
(松本貴明)

 =中日新聞社後援

▽名城大 2回戦(1勝1敗)
愛知東邦大 000000000|0
愛工大 00020200x|4
(邦)中村、宮川、杉村、松田-市岡
(工)中村、樋口、藤井、大西-二村

▽同(名城大2勝)
愛院大 000000000|0
名城大 00000011x|2
(院)大坪、岡村-末田
(城)久保、天野-門田、野田

(2024年5月14日 中日新聞朝刊21面より)

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