協定書を交わした石川学長（右）と諸岡町長＝菰野町役場で

　菰野町と東海学園大（本部・愛知県みよし市）は、同町役場で地域課題の解決に向けた包括連携協定を締結した。

　同大ではこれまでも経営学部の学生が、授業の一環で菰野町のふるさと納税返礼品の考案や町観光ポスター事業に携わってきた。協定を受けて全学的に連携を強化し、実戦的な学びを通した学生の育成にもつなげたい考え。

　締結式では石川清学長と諸岡高幸町長が協定書を交わした。石川学長は「自然に触れながら活動することは学生にも有益で、地域にも貢献できる」とあいさつ。諸岡町長は「町が生き残るため、知恵を出してもらいながら前に進めていきたい」と歓迎した。

　同町では昨年度と本年度、学生たちが考えた町観光ポスターのキャッチコピーを採用している。

　同大が協定を結ぶのは、岐阜県中津川市に次いで２例目。（軍司歩人）

（2023年11月17日　中日新聞朝刊北勢版より）