最優秀賞を受賞し、笑顔を見せる５チームのメンバー＝港区のレゴランド・ジャパンで

■魅力向上プロジェクト　最終審査で５案選定

　愛知大（東区）の１、２年生が、名古屋港の金城ふ頭（港区）や周辺エリアの魅力向上や観光誘致を図るプロジェクトに参加している。レゴランド・ジャパンで１４日、学生が提案した企画の最終審査があり、プラネタリウム上映や持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）関連のイベントなど若者らしいアイデアが目立った。

　ふ頭に施設を構える企業や公的機関でつくる「金城ふ頭まちづくり協議会」と愛知大が連携して実施。レゴランドやリニア・鉄道館、ファニチャードーム、メイカーズピアの４施設とふ頭全体という５つの領域別に、学生から施設の魅力を伝える動画や来たくなる企画などを募集。約４０人の学生が８月３日から、フィールドワークや企業や市の担当者らとの打ち合わせなどをして案を練ってきた。

　最終審査には、１２チームが参加し、プレゼンテーションを展開。来年３月までの実現を目指し、学生と各施設などで打ち合わせを進める５案が選定された。

　最優秀賞の１つ「金城ふ頭（名古屋市）賞」には、ふ頭全体を盛り上げるため、家族、友人同士、カップルなど多様なグループが楽しめるモデルコースを考えたチームが輝いた。メンバーの経営学部２年黒野梨心さん（１９）は「ふ頭の魅力を引き出せたと思う。季節によって魅力も変わるので、更新していきたい」と語った。（高橋信）

（2023年9月15日　中日新聞朝刊市民版より）