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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  2023.06.08

全日本大学野球選手権 中部学院大8強 初の全国大会2勝

天理大-中部学院大 11回裏中部学院大無死満塁、サヨナラ打を放ちナインと喜ぶ大江(左端)=東京ドームで(市川和宏撮影)

天理大-中部学院大 11回裏中部学院大無死満塁、サヨナラ打を放ちナインと喜ぶ大江(左端)=東京ドームで(市川和宏撮影)

■2戦連続タイブレークの激闘制し11回サヨナラ

 第72回全日本大学野球選手権は7日、2回戦6試合を行い、中部学院大(東海地区)が天理大(阪神)に延長11回タイブレークの末に1-0でサヨナラ勝ちし、初の8強入りを決めた。先発の最速146キロ右腕、宮島拓斗投手(3年・興国)が9イニングを3安打無失点と好投した。中部大(愛知)は富士大(北東北)に1-4で敗れ、15年ぶりの準々決勝進出を逃した。

■9イニング零封 先発・宮島の粘りを監督絶賛

 2試合連続で延長タイブレークの激闘を制した。11回無死満塁。5番・大江の打球は右前へ抜け、三走がガッツポーズをしながらホームイン。中部学院大ナインはベンチを飛び出し、初の8強入りに歓喜した。

 スコアボードに0が並び続けた投手戦。間宮大貴監督(34)から「粘り強く投げてくれた。過去一番の投球」と手放しで褒められたのは先発・宮島だ。この日最速145キロの直球を軸に4回以降は毎回走者を背負いながら9イニングを無失点。「自分がゼロに抑えれば負けることはない」と粘りの投球を見せた。

 今季は主戦が投げるカード初戦を任されてきた右腕。今大会では2戦目の先発に回った。試合前夜には間宮監督から「悔しいと思うけど、それを力に変えてくれ」とLINE(ライン)が届いた。「仲間を信じて思いっきり投げます」。その言葉通りの投球だった。

 コーチを経て今春から監督に就任した間宮監督。年齢も近い選手たちとコミュニケーションを密にとり、長文のラインを送ることもある。侍ジャパンの栗山前監督ばりの気遣いで選手の力を引き出してきた。

 秋の明治神宮大会を含めて全国大会で1大会2勝は初。「1個ずつ勝ちを積み重ねていこうと言ってきた。うれしいですけど、次もその気持ちで戦いたい」と間宮監督。この勢いで準々決勝は優勝候補・青学大(東都)にぶつかっていく。 (谷大平)

▽2回戦
天理大(阪神) 00000000000|0
中部学院大(東海) 00000000001x|1
(延長11回、10回からタイブレーク)
(天)藤居、本間-小林
(中)宮島、縄田-竹中

(2023年6月8日 中日スポーツ7面より)

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