サインを交わした調印書を掲げる渡辺会長（左）と林学長＝瑞浪市土岐町の中京学院大瑞浪キャンパスで

　県レクリエーション協会（岐阜市）は２２日、中京学院大（中津川市）と連携協定を結んだ。スポーツ、文化、福祉、教育の分野で協力し、人材育成の推進を図る。同協会が大学と連携協定を結ぶのは初めて。

　夏休み期間に実施する子ども向けレク教室、高齢者への健康づくりイベントなど、学生と協会の指導者が一体となって実施する催しを計画する。このほか、協会側から学生の教育・研究に活用できる情報の発信もしていく。

　両者は、２月にスポーツ体験イベント「レク＋アス　エンジョイフェスティバル」を共同で実施。幅広い年齢層の参加者を気遣う運営スタッフの学生の姿に感銘を受けた協会側と、大学の外に出て多様な人と関わることで学生にコミュニケーション能力を身につけてほしいという大学側の思いが重なった。

　この日、同大瑞浪キャンパス（瑞浪市）で締結式を開いた。協会の渡辺丈展（たけのぶ）会長は「学生が大学で学んだことを生かすのに役立つような活動をしていければ」、林勇人（はやと）学長は「協定締結を機にさらに強固に連携していきたい」とあいさつした。（脇阪憲）

（2023年5月23日　中日新聞朝刊岐阜県版より）