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学生活動  2023.05.22

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皇学館大や企業連携 日本酒造りへ田植え 明和

田植えの前に神楽を奉納して豊作を祈る皇学館大の学生たち=明和町前野で

田植えの前に神楽を奉納して豊作を祈る皇学館大の学生たち=明和町前野で

 皇学館大(伊勢市)の学生と明和町、地元企業が連携して生産している日本酒「神都の祈り」の仕込みに向け、原料となる酒米の田植えが21日、同町前野の水田であった。田植えの前には、学生たちによる神事や雅楽の演奏もあり、今年の豊作を祈った。

 学生と酒造りに携わる企業の関係者のほか、田植えや稲刈り、仕込みなどの酒造り体験への応募者も含め計60人が参加した。

 田植えの前には、大学の祭式研究部と雅楽部による神事が催され、学生が祝詞を読み上げ、神楽「豊栄舞(とよさかのまい)」を披露して豊作を祈った。その後、3000平方メートルほどの水田に手作業と機械で、県が開発した酒米「神の穂」の苗を植えた。米は9月中に収穫予定で、来年1月の仕込みを経て3月に新酒として味わえるという。

 神都の祈りは、同大と町のほか、旭酒造(明和町)、同町で農業などを手がける松幸農産(伊勢市)、伊勢萬(同)が連携し、2016年から生産に取り組む。商品は、欧州の日本酒品評会などで入賞している。(奥村友基)

(2023年5月22日 中日新聞朝刊三重版より)

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