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学生活動  2022.07.12

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商品の販売戦略を豪商のまちで学ぶ 名古屋の学生就業体験

視察の手応えなどを報告する学生たち=松阪市の紙小津産業営業本部で

視察の手応えなどを報告する学生たち=松阪市の紙小津産業営業本部で

 名古屋学院大(名古屋市)の2年生の学生14人が松阪市内で、包装資材商社「紙小津産業」(同市中央町)と商品の販売戦略を学ぶインターンシップ(就業体験)に参加している。学生たちは既存の商品のコンセプトや売りたい客層などを考え、秋には市内の観光施設などで店頭販売をする。

 紙小津産業は、1921(大正10)年創業。三井グループの創始者、三井高利ら豪商が数多く輩出されている「豪商のまち」松阪市で経営について学んでもらおうと、市議が知人の同大商学部の高木直人教授に呼びかけて、インターンシップが実現した。

 学生たちが販売戦略を考え、秋に店頭販売する商品は、スパークリングの伊勢茶「Terasu(テラス)」。昨年、津市のフランス料理店と茶販売会社「伊勢商人」が開発した。学生たちは3班に分かれて商品の魅力を分析。各班に紙小津産業の社員も加わり、ターゲットにする客の年代や好みを定め、販売戦略を練ってきた。

 このうち、健康意識の高い40~70代をターゲットにした班は、ノンアルコールであることや、伊勢茶に含まれるカテキンの抗ウイルス作用などに着目して客層を選んだ。

 10日は店頭販売会場となる松阪農業公園ベルファーム(伊勢寺町)と飯高駅(飯高町宮前)を訪れ客層などを視察。大口町の紙小津産業営業本部に移り、手応えや販売計画について同社の小津雅彦社長(39)や、伊勢商人の藤原貴司社長(42)に報告した。

 学生たちは、10月30日に飯高駅で、11月27日には松阪牛まつりに合わせて松阪農業公園ベルファームで店頭販売を行う。(清水悠莉子)

(2022年7月12日 中日新聞朝刊伊賀版より)

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