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学生活動 2022.04.19
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規格外ミニトマトをソースに 名学院大生、農家らと協力し開発 皮も種も丸ごと使用
名古屋学院大(熱田区)の学生が、市内企業、県内の農家と連携し、規格外として廃棄予定だったミニトマトでピューレ状のソースを作った。皮と種が付いたままのミニトマトに香味野菜と塩を入れて煮込んだシンプルな商品。「何にでも合うトマト料理の素」のキャッチコピーで、「ほわいとまと」と名付けた。 (篠塚辰徳)
同大商学部・杉浦礼子教授のゼミに属する4年生16人が、農家の情報発信や食品製造販売を手掛ける「あいち食研」(西区)と田原市のミニトマト農家と協力し、完成させた。
材料は2個くっついていたり、細かい筋が入っていたりなどして出荷できないミニトマト。規格外品が年間4トン出るという田原市の農家の現状を知り「フードロスを防ぎたい」と昨年7月から準備を進めた。当初は缶詰、カレー、ミネストローネなどのアイデアも出たが、実はこれらのミニトマトは畑に魚介などで取っただしをまいて育てたもの。トマトのうま味を生かそうと、素材の良さがより味わえるソースに落ち着いた。
あいち食研の担当者は、「ミニトマトをソースに使う発想はぜいたくで、皮も種もそのまま煮込むのはプロとして考えられなかったが、想像以上においしかった。素材の良さがあってこそ」と語る。パンやクラッカー、スパゲティなどに幅広く使えるとPRする。
商品は300グラム入りで1個600円。1瓶に38個分のミニトマトが入っている。今月1日、熱田神宮に出店が並ぶ「あつた朔日(ついたち)市」で70個を販売し、約2時間で完売した。
今後は、あいち食研の工場が7月末に完成するのを待ち、冬から春にかけての期間限定商品としてオンライン販売する予定。同大4年の山下晴香さん(21)は「少しでも多くの消費者に届けられたらうれしい」と話した。
(2022年4月19日 中日新聞朝刊市民版より)
同大商学部・杉浦礼子教授のゼミに属する4年生16人が、農家の情報発信や食品製造販売を手掛ける「あいち食研」(西区)と田原市のミニトマト農家と協力し、完成させた。
材料は2個くっついていたり、細かい筋が入っていたりなどして出荷できないミニトマト。規格外品が年間4トン出るという田原市の農家の現状を知り「フードロスを防ぎたい」と昨年7月から準備を進めた。当初は缶詰、カレー、ミネストローネなどのアイデアも出たが、実はこれらのミニトマトは畑に魚介などで取っただしをまいて育てたもの。トマトのうま味を生かそうと、素材の良さがより味わえるソースに落ち着いた。
あいち食研の担当者は、「ミニトマトをソースに使う発想はぜいたくで、皮も種もそのまま煮込むのはプロとして考えられなかったが、想像以上においしかった。素材の良さがあってこそ」と語る。パンやクラッカー、スパゲティなどに幅広く使えるとPRする。
商品は300グラム入りで1個600円。1瓶に38個分のミニトマトが入っている。今月1日、熱田神宮に出店が並ぶ「あつた朔日(ついたち)市」で70個を販売し、約2時間で完売した。
今後は、あいち食研の工場が7月末に完成するのを待ち、冬から春にかけての期間限定商品としてオンライン販売する予定。同大4年の山下晴香さん(21)は「少しでも多くの消費者に届けられたらうれしい」と話した。
(2022年4月19日 中日新聞朝刊市民版より)