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学生活動  2022.03.12

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知立散策 学生のイチ押し 愛大生 お店やコース紹介マップ

(上)学生の視点から、知立の魅力的な店と散策コースをまとめたマップの両面 (下)完成した「知立散策マップ」を林市長(右端)に手渡す愛知大の岡本さんら=知立市役所で

(上)学生の視点から、知立の魅力的な店と散策コースをまとめたマップの両面 (下)完成した「知立散策マップ」を林市長(右端)に手渡す愛知大の岡本さんら=知立市役所で

■クーポン割引交渉 自ら

 愛知大豊橋キャンパス(豊橋市)の学生グループ「ACCOMPANY(アカンパニー)」が、魅力を感じた知立市内の店や散策コースを掲載した「知立散策マップ」を制作した。学生自ら交渉した割引などのクーポン付きで2000部発行し、知立市役所企画政策課の窓口などに置いているほか、催事会場でも配っていく。(神谷慶)

 グループは、地域政策学部生を中心に約20人が所属し、地域の魅力を発掘する活動を進める。市と同大は地域活性化を図る連携協定を結んでおり、市が制作を委託。2020年度の市制50周年を盛り上げようと19年度に取材先の選定などの準備が始まった。

 学生15人ほどが21年4、5月、カフェ、菓子店、洋食店、イチゴ狩り農園、催し会場、観光名所など14カ所を班ごとに訪問。写真を撮ったり関係者に話を聞いたりした。これらのスポットを中心に、名鉄知立、牛田両駅を拠点として、他の名所も一緒に楽しめる散策コースを足を運びながら考えた。

 完成したマップは38.5センチの正方形で、3分の1大に折り畳める。14スポットの説明と、「知立の歴史を感じられる!コース」など3コースを地図に落とし込んだ。遍照院(弘法町)で毎月第3日曜に開かれるマルシェ「寺の市」について、「歌やダンス、太鼓の演奏といった催しも!店だけでなく地域の人々の雰囲気も素晴らしく…」とPR文をつづっている。

 アカンパニーの3人が8日夕、市役所を訪れて完成を報告。代表の3年、岡本紗緒里さん(21)は「コロナ禍を経てやっと完成できた。かばんに入る大きさと見やすい構成、かわいいデザインにこだわった」と説明。3年の大久保百恵さん(21)と2年の川尻尚弥さん(20)も「どのお店も取材に親身に協力してくれてありがたかった」などと振り返った。

 林郁夫市長は「『この店に行きたい』と思わせるつくり。若い世代がマップを手に知立を巡っていただけると思うと、楽しみ」と期待した。

(2022年3月12日 中日新聞朝刊西三河総合版より)

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