制作した電子看板を前にする金城学院大の学生ら＝ＪＲ名古屋駅で

　金城学院大（名古屋市）の学生が、ポッカサッポロフード＆ビバレッジ（同）の豆乳ヨーグルト「ＳＯＹＢＩＯ（ソイビオ）」のデジタルサイネージ（電子看板）広告を制作した。市内のＪＲ名古屋駅と地下鉄栄駅で１７日まで放映される。

　ポッカサッポロが産学連携の一環として依頼。広告などを専攻するゼミの３年生１０人が２カ月ほどかけて制作した。学生が商品を持って登場する動画やポスターなどを組み合わせた１５秒広告が計５種類、放映されている。

　学生らは、友人など１５２人にアンケートを実施。豆乳ヨーグルトの認知度が低い一方、健康などを気にして動物性のヨーグルトを食べる人は多いと分析した。このため「豆乳ヨーグルト、知らないってヤバくない？」と同世代を意識した表現や、「未来の私への投資」と健康や美容への意識を強調したものなど１３種類のキャッチコピーを考え、広告に添えた。

　ゼミ長の土川京香さん（２１）は「女子大生の視点から、若者に共感してもらえるような広告を意識した」と話す。名鉄瀬戸線の車内では、商品ポスターが２０日まで掲示される。

（2021年10月12日　中日新聞朝刊9面より）