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お知らせ 2021.09.01
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鈴鹿医療科学大が職場接種 安心して実習生派遣へ開始 近隣大、高専の学生も
鈴鹿市の鈴鹿医療科学大で31日、新型コロナウイルスワクチンの職場接種が始まった。市内を中心とした高専など3校も受け入れ、学生や教職員ら計2300人が10月3日までに2回ずつ接種を受ける。徹底した感染対策が取られた会場では初日、780人が接種を済ませた。(片山健生)
若者の感染者が増える中、臨床研修に協力してもらう医療・福祉施設が安心して学生を受け入れられるよう拠点接種の実施を決め、6月に国に申請していた。地域貢献の一環で市内の鈴鹿大と鈴鹿高専、鳥羽市の鳥羽商船高専も受け入れる。3校からの接種予定者は全体の4割を占めるという。
接種会場は南玉垣町の白子キャンパスで、夏季休業中の講義室を備品の長机や椅子、ついたてで仕切り、5つのブースを設けた。問診やワクチンの準備・接種の作業は、医師や看護師、薬剤師の資格を持つ教員27人が当たった。
接種は15分間隔で30人ずつ。不案内な他校の学生も来場するため、駐車場から、ブースがある講義室までの経路には節目ごとに誘導役の職員が配置された。校舎の随所で業務用の大型扇風機が回る中、予約を入れた学生らが整然と接種を受けた。
鈴鹿大こども教育学部3年の中矢真琴さん(21)は部活でバレーボールをしており、「感染してチームに迷惑がかかることのないよう早く打ちたかった。実家のある京都市だと順番が来るのは9月後半らしいので、8月中に接種できて、ありがたい」と喜んでいた。
ワクチンは異物混入騒動があった米・モデルナ製。鈴鹿医療科学大保健衛生学部3年の妹尾亮汰さん(21)は「大学からきちんとした説明がメールであり、あまり不安はなかった。ワクチンで免疫を付け、安心して臨床実習に行きたい」と話していた。
大学の職場接種は県内の他大学でも動きが見られる。鈴鹿医療科学大と同様に複数校の合同で予定するのは三重短大(津市)。県立看護大(同)と高田短大(同)の学生も受け入れ、11日から1000人対象で実施する。皇学館大(伊勢市)は4日から1500人対象で始める。三重大(津市)は7~8月、6065人に2回ずつ打ち終えた。
(2021年9月1日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)
若者の感染者が増える中、臨床研修に協力してもらう医療・福祉施設が安心して学生を受け入れられるよう拠点接種の実施を決め、6月に国に申請していた。地域貢献の一環で市内の鈴鹿大と鈴鹿高専、鳥羽市の鳥羽商船高専も受け入れる。3校からの接種予定者は全体の4割を占めるという。
接種会場は南玉垣町の白子キャンパスで、夏季休業中の講義室を備品の長机や椅子、ついたてで仕切り、5つのブースを設けた。問診やワクチンの準備・接種の作業は、医師や看護師、薬剤師の資格を持つ教員27人が当たった。
接種は15分間隔で30人ずつ。不案内な他校の学生も来場するため、駐車場から、ブースがある講義室までの経路には節目ごとに誘導役の職員が配置された。校舎の随所で業務用の大型扇風機が回る中、予約を入れた学生らが整然と接種を受けた。
鈴鹿大こども教育学部3年の中矢真琴さん(21)は部活でバレーボールをしており、「感染してチームに迷惑がかかることのないよう早く打ちたかった。実家のある京都市だと順番が来るのは9月後半らしいので、8月中に接種できて、ありがたい」と喜んでいた。
ワクチンは異物混入騒動があった米・モデルナ製。鈴鹿医療科学大保健衛生学部3年の妹尾亮汰さん(21)は「大学からきちんとした説明がメールであり、あまり不安はなかった。ワクチンで免疫を付け、安心して臨床実習に行きたい」と話していた。
大学の職場接種は県内の他大学でも動きが見られる。鈴鹿医療科学大と同様に複数校の合同で予定するのは三重短大(津市)。県立看護大(同)と高田短大(同)の学生も受け入れ、11日から1000人対象で実施する。皇学館大(伊勢市)は4日から1500人対象で始める。三重大(津市)は7~8月、6065人に2回ずつ打ち終えた。
(2021年9月1日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)