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中日新聞掲載の大学記事

2010.06.21

朝日大ラグビー部 精神面鍛え逆境克服へファイト

 ラグビー場に体同士がぶつかるタックルの激しい音、部員の掛け声が響く。全国からラグビー学生を集める朝日大ラグビー部。1〜4年生の計84人を率いる吉川充監督(38)は「一致団結したチームだが、より継続力があって逆境に強いチームをつくりたい」と意気込む。

 東海学生リーグの上位6チームによるA1リーグで、昨年は4位。今年は1位を目指し、9月末に始まるシーズンに備える。チームの強みは、しっかりしたタックルを得意とするディフェンス。吉川監督は「強いチームになるためにはきつくて痛いことを我慢しないといけない」とアタックより防御を磨く方針で指導する。

 課題は、劣勢になったときのプレッシャーに弱い精神面。週末は関東や関西に遠征するなどして強豪チームと試合をこなし、どんな場面でも普段のプレーができるよう経験を積み、自信を付けている。

 県外出身者が多く、部活以外でも行動を共にすることが多いという部員たち。「団結力があり、一人一人が力を出してみんなで勝ちにいこうという雰囲気がある」と4年、平山将吾主将(21)。「実力はある。その力を安定して発揮することが必要。このメンバーで最後のシーズンを思いっきり戦いたい」と力を込めた。(斉藤珠美)

(2010年6月21日 中日新聞朝刊15面より)
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