「ＣＵＢＯ」を紹介する中京大の職員＝昭和区で

　中京大（昭和区）は、就職活動のオンライン面接や説明会などで使用できる個別ブースを設けた。４年生を中心に、１人で面接などに取り組める環境がない学生に開放している。

　ブースは１人用の箱型。イタリア語で箱を意味する「ＣＵＢＯ（キューボ）」と名付け、名古屋、豊田の両キャンパスに２つずつ設置した。顔色が明るく見えるライトや、パソコンをカメラの位置に合わせて調整できるスタンドも用意している。

　オンライン面接を受ける際、自宅では部屋の背景や周囲の騒音が気になったり、大学の空き教室で行う場合でも、面接中だと気づかない友人に声をかけられたりすることもあるという。

　週に計１０～１５人の利用があり、「前後に授業があっても面接に臨める」「自分の表情が明るく見える」と評判は良いという。同大キャリア支援課の村瀬達哉さんは「オンラインでの就職活動でも、第一印象が良くなるような工夫をした」と話した。（和泉萌花）

（2021年7月7日　中日新聞朝刊市民版より）