HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 学生活動
この記事の関連大学
紅茶のまち尾張旭 学生が発信 金城学院大生 オリジナル商品発売
守山区の金城学院大の学生が、尾張旭市の市制50周年を記念して開発したオリジナル紅茶を、専用サイトからオンラインで発売した。同市の紅茶専門店「ティーズリンアン」や市と連携。商品を「Anniversary Special Tea(アニバーサリー・スペシャル・ティー)」と名付け、市へのお祝いの気持ちを表した。 (吉本章紀)
■市制50年祝う
商品(紅茶35グラム入り)は、同大国際情報学部の学生5人で立ち上げた法人「Ciya(チア)」が、1400円で販売している。茶葉は、リンアンが提供したスリランカのディンブラ産で、学生も「香りがいい」と自信をみせる。缶は同大のカラーのえんじ色に塗り、ふたには校章が入るデザインにした。
発端は2019年、授業の一環で市制50周年記念の事業を企画する中で、5人が提案した。「尾張旭市はおいしい紅茶の店が人口比で日本一なのに知られておらず、広めたいと思った」とリーダーの4年、関口季愛さん(21)は振り返る。
コロナ禍で試飲会を取りやめるなど難航したが、市制50年を迎えた昨年末に商品の全体像がまとまった。ポスターは杉山日真里さん(21)が手掛け、竹内唯夏さん(22)が交渉役。おいしい紅茶の入れ方は、柴田みゆりさん(21)が4こま漫画で描いて缶に添え「コロナ禍で大学時代を過ごして、何かを残せたと思う」。
今年3月に茶葉を缶に詰める作業をし、5月20日から500個限定で発売。6月7日までに約130個が売れた。メンバーの黒木麻央さん(21)は「県外からの購入もある。紅茶好きだけでなく、大学の縁で尾張旭や紅茶の良さをPRできれば」と期待をのぞかせる。
専用サイトから、同市のホームページに誘導する工夫も凝らした。法人名の「チア」にはネパール語の「紅茶」の意味のほか、英語の「応援」の気持ちも込めた。関口さんは「不安もあったが、今は注文が入るたびにうれしい。市や紅茶のことをたくさんの人に知ってもらい、応援できれば」と話した。
(2021年6月11日 中日新聞朝刊市民総合版より)
■市制50年祝う
商品(紅茶35グラム入り)は、同大国際情報学部の学生5人で立ち上げた法人「Ciya(チア)」が、1400円で販売している。茶葉は、リンアンが提供したスリランカのディンブラ産で、学生も「香りがいい」と自信をみせる。缶は同大のカラーのえんじ色に塗り、ふたには校章が入るデザインにした。
発端は2019年、授業の一環で市制50周年記念の事業を企画する中で、5人が提案した。「尾張旭市はおいしい紅茶の店が人口比で日本一なのに知られておらず、広めたいと思った」とリーダーの4年、関口季愛さん(21)は振り返る。
コロナ禍で試飲会を取りやめるなど難航したが、市制50年を迎えた昨年末に商品の全体像がまとまった。ポスターは杉山日真里さん(21)が手掛け、竹内唯夏さん(22)が交渉役。おいしい紅茶の入れ方は、柴田みゆりさん(21)が4こま漫画で描いて缶に添え「コロナ禍で大学時代を過ごして、何かを残せたと思う」。
今年3月に茶葉を缶に詰める作業をし、5月20日から500個限定で発売。6月7日までに約130個が売れた。メンバーの黒木麻央さん(21)は「県外からの購入もある。紅茶好きだけでなく、大学の縁で尾張旭や紅茶の良さをPRできれば」と期待をのぞかせる。
専用サイトから、同市のホームページに誘導する工夫も凝らした。法人名の「チア」にはネパール語の「紅茶」の意味のほか、英語の「応援」の気持ちも込めた。関口さんは「不安もあったが、今は注文が入るたびにうれしい。市や紅茶のことをたくさんの人に知ってもらい、応援できれば」と話した。
(2021年6月11日 中日新聞朝刊市民総合版より)