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お知らせ  2021.06.05

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AIとデータ どういう関係? 寺井高生がパソコンで演習

パソコンとカメラで数字の画像認識を体験する生徒=能美市の寺井高で

パソコンとカメラで数字の画像認識を体験する生徒=能美市の寺井高で

 金沢工業大と国際高専が合同で企画したデータサイエンスの出前講座が3日、能美市の寺井高校であり、美術部の1~3年生21人が人工知能(AI)とデータの関わりを学んだ。AIは少子化が進む日本社会で活用が期待されている。AIの判断材料の基となる情報の分析・解析をするのがデータサイエンス。

 講座では、国際高専電気電子工学科の藤島悟志教授(43)が、顔認証や音声認識、自動運転など、さまざまな分野でAI技術の利用が進んでいることを説明し、実例の一つとして人型ロボット「ペッパー」を紹介した。

 パソコンを使った画像認識の演習もあり、生徒がホワイトボードに数字を書いて、カメラで読み取る作業を繰り返した。コンピューターは蓄積したデータによって「数字」の概念を認識し、文字や絵と区別して判断することを、生徒が身をもって学んだ。

 美術部副部長の3年女子生徒(18)は「画像認識の精度がAIによって向上していることを学べた。将来はAIと関わる仕事がしたい」と述べた。藤島教授は「AIは技術面ばかりが注目されがちだが、正しいデータを与えなければ機能しないことを知ってほしい」と話した。 (平井剛)

(2021年6月5日 北陸中日新聞朝刊かが白山版より)

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