全国広報コンクールで２年連続入選を果たした皇学館大生や市の担当者ら＝伊勢市役所で

　伊勢市が市内の皇学館大生と協力して発行した「広報いせ」が、全国の自治体を対象とした全国広報コンクールで２年連続の入選を果たした。

　同大では、学生が地域の課題解決に取り組む活動の一環として、２０１９年４月１日号から、市広報広聴課と協力して広報いせの制作に取り組んでいる。現在は８人の学生が参加している。

　入賞したのは、日本広報協会が主催するコンクールの広報企画部門。学生の企画を基に、マスクを外した市民の笑顔写真を募ったり、家で過ごす時間を楽しく過ごせるよう塗り絵や料理レシピを掲載した子ども向け紙面を作ったりしてきたことを「継続的・連動的な大学生との新型コロナウイルス対策プロモーション」と題して応募した。同部門には、８７点の応募があり、広報いせは、特選１点に次ぐ、入選９点に選ばれた。

　同大文学部３年森祐樹さん（２０）は「学生で作りあげることで、元気で温かい雰囲気の広報を市民に届けられたと思う。今年も新しいアイデアを練って特選を狙いたい」と話した。（高橋信）

（2021年5月19日　中日新聞朝刊伊勢志摩版より）