１部の第６週第１日は８日、名古屋市のパロマ瑞穂球場で１回戦２試合を行い、愛院大が中部大に１－３で敗れ、名城大が２０１８年秋以来、１１度目の優勝を決めた。８勝１敗で勝ち点４の名城大はこの日試合がなかったが、優勝を争っていた愛院大が４勝４敗の勝ち点２となり、残りの日程で勝ち点で並ばれても勝率は上回ることが確実となったため。

　中部大は六回に浜の左前適時打などで２点先制。１点差に迫られた七回に寺島の右前適時打で１点を加えた。早矢仕は１失点で完投勝ち。愛院大は好機を生かせなかった。

　愛工大は中京大に２－０で先勝した。愛工大は五回、尾藤の適時内野安打などで２点先制。中村が１１奪三振の好投で完封した。中京大は辻井が８回を自責点１と粘ったが、打線が援護できなかった。

　新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、今季は１部と２部の入れ替え戦を行わず、秋季は２部優勝校が自動昇格して７校で争う。

　＝中日新聞社後援

▽パロマ瑞穂（愛工大１勝）
愛工大　００００２００００｜２
中京大　０００００００００｜０
（工）中村－田中
（京）辻井、麻続－小柳津、関岡

▽同（中部大１勝）
愛院大　００００００１００｜１
中部大　０００００２１０x｜３
（院）佐藤良－三島有
（部）早矢仕－城野

（2021年5月9日　中日新聞朝刊21面より）